配信日: 2026-10-24 法規制重要度: ★★★★★ 読了目安: 約2分

経産省、AIで脆弱性を探す「オフホワイトハッカー」新設

REPORTED BY BNF AI NEWS EDITORIAL DESKSPECIAL DISPATCH
経産省、AIで脆弱性を探す「オフホワイトハッカー」新設

この記事の要点(3行ダイジェスト)

  • 赤澤経済産業相が、AIでシステムの弱点を先回り特定する精鋭部隊を来月中にIPA内に新設すると表明。
  • 攻撃者の視点で高性能AIによる侵入試験を徹底するトップガン人材を「オフホワイトハッカー」と定義。
  • AIを悪用した自動サイバー攻撃の急増に対抗し、国内の重要インフラや産業界の防御力を抜本強化。

赤澤亮正経済産業大臣は2026年10月23日の閣議後記者会見において、高性能なAIを駆使してシステムの脆弱性を先回りして洗い出す精鋭チームを、来月(2026年11月)中に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の内部に新設すると発表しました。攻撃者によるAI悪用が急速に進むなか、国主導で先手防御の体制を構築します。

経済産業省は、防御の成功を目的としながらも実際の攻撃者と全く同じ視点・手法でシステムの弱点を徹底的に突き止めるトップガン人材を「オフホワイトハッカー」と新たに位置付けました。従来の受動的なセキュリティ監視にとどまらず、最先端のAIツールを用いた実践的なペネトレーションテスト(模擬侵入試験)を繰り返すことで、未知の欠陥を攻撃者より先に発見・修正する役割を担います。

今回の決定の背景には、直近で世界的な脅威となっているAI自律型サイバー攻撃の激化があります。10年来の基幹ソフトウェアの欠陥がAIによって発掘された事案や、国家背景のハッカー集団がで数時間のうちに管理者権限を奪取する事案が相次ぎ、人間の手作業による従来の防御では太刀打ちできないとの危機感が政府内で強まっていました。

自民党の国家サイバーセキュリティ戦略本部からの提言も踏まえ、新設されるチームは政府機関や重要インフラ、国内企業のシステム診断を重点的に支援していく方針です。攻撃と防御の双方がを投入する本格的なAIサイバー戦の時代に向け、日本国内でも実戦的なAI防衛人材の結集が急ピッチで動き出しました(一次ソース:経済産業省 公式発表)。

DAILY AI NEWSLETTER — 朝刊ダイジェスト

毎朝8時、業界の最重要AIニュースを5分でキャッチアップ。

主要モデルの最新発表、現場で即使える実務プロンプト、法規制の動向を専門編集局が毎朝要約してお届けします。

✓ 完全無料✓ 毎朝8:00配信✓ いつでもワンクリック解除✓ スパムゼロ
朝刊ラジオ・解説アーカイブ (2026.10.13配信)